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恩田陸さん著 『MAZE』を読んだよ!!

2009年03月03日
『MAZE』の続編が『クレオパトラの夢』らしいのですが、
知らなかったので『クレオパトラの夢』を先に読んじゃいました。(^^;;
恩田陸さん著 『クレオパトラの夢』を読んだよ!!
ですが、内容的には問題なさそうでした。(大分前に読んだので、記憶にない部分もあるけど。)
たぶん神原恵弥(かんばらめぐみ)という人物の描写については
順番に読んだ方がニヤリとできる部分も多いと思うので、
今から読む方は順番に読むほうがいいと思います。

恵弥はアメリカ資本の製薬会社に勤めています。
ただ普通の会社員というわけではなく、
どうも怪しい仕事をしてそうですが。。。
「めぐみ」という名前ですが、れっきとした男です。
でも女言葉で話します。(笑)
家族はほとんどが女性だったので女言葉の方が楽だそうです。
多分美形の男性だと思うのでギャップが激しいことでしょうね。

恵弥は友人の時枝満を連れて、アジアの西の果てにある
「存在しない場所」「有り得ぬ場所」と呼ばれているところへ向かいます。
そこには白い矩形の建物があるのですが、
そこに入った人間は消失してしまうらしい。。。
その謎に、恵弥、満、そして外国人のセリムとスコットの4人で挑みます。
消えた人間に関する資料から、消えるルールを発見したり、
仮説を立ててみたり、実際に建物に近づいてみたり。
いろんなアプローチで真相に迫ろうとするのが面白いです。
途中でぞぉっとするような事件が起こったりもしますし。
最後があっさり終わっちゃったなぁという気もしないではないですが、
非常に面白かったです。


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恩田陸さん著 『月の裏側』を読んだよ!!

2009年02月28日
この話めちゃめちゃ怖いぃぃぃ!!(||゜Д゜)ヒィィィ!(゜Д゜||)
私はホラーも好きで、幽霊話とかも読むので
怖い話とかも慣れているんですけど、
この本は私の恐怖のツボにはまってしまったようで
とにかく怖かったです。寝る前に読まなくてよかった。(笑)

九州の水郷都市・箭納倉(やなくら)に住んでいる三隅協一郎は
この箭納倉での不思議な事件について興味を持ち、
交流のあった娘の藍子の友人、塚崎多聞と一緒に謎にせまるという話です。
箭納倉は有明海にも近いところで、堀が張りめぐらされているところだそうです。
実在しない町ですが、舞台となるところはあるみたいですね。

さてこの町で起こったのが3件の失踪事件。
それもなぜか数日後には戻ってきている。
失踪した本人たちは、失踪していたときの記憶はなく、
謎は深まるばかり。。。
協一郎が多聞に事件の概要を説明したり、一緒に街を歩いたりして
じわじわと事件に関する情報を与えていくのですが、
この一度に情報を出さない小憎らしさが私の好みに合っているような気がします。
最後はもやもやっとして終わりますが、それも恩田さんらしい。(笑)
表紙の絵も読み終わってから見たら恐怖が増しました。
でも面白かったです!!

ここから下はネタバレです♪
まゆびからのお願いです。コメントにてこのネタバレ部分について書きたい場合は
ぼかして書いてくださいね。ネタバレを好まない方への配慮をお願いします。
コメントは皆が読む可能性がありますからね♪

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行方不明になった人間は、元の人間ではなく、
何か別のものだった。
「盗まれる」と名付けられたこの入れ替わりですが、
誰に盗まれているのかが、はっきりと書かれているわけではないのが
ものすごく怖いです。
これが宇宙人とか、地球を乗っ取るために人間を入れ替えているとか
目的がはっきりしてればそんなに怖くなかったんでしょうけど。
↑ネタバレ終了!!


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恩田陸さん著 『ロミオとロミオは永遠に』を読んだよ!!

2009年02月23日
スピード感もあり、ドキドキハラハラもしたんですが、
なんだか想像力が追い付かなかったというか。(^^;;
日本人だけが地球にのこされていて、
産業廃棄物などの処理をしているという近未来の設定。
その世界には、大東京学園という学校があって、
エリートになるためには、そこへ行くのが近道らしい。
厳しい世界で生き抜くためなのでしょうか、
必要なのは運動能力のようで、
授業の内容も、テストも、とにかく体力勝負といった感じです。
メイン登場人物のアキラとシゲル。
彼らは厳しい学園生活の中で友情をはぐくんでいきますが、
二人ともここに来たのにはある秘密があって。。。というお話。

学園の生活には、今の私たちが住んでいる時代の流行りものとか、
土地名などがあって、
ネタ元に気付くときっとニヤリとできますよ。(笑)
恩田さんってこういうの上手いですよねー。
細かく読んでいると、興味深い描写がたくさんです。
もちろん、気付かず読み飛ばしちゃったところもあるんでしょうけどね。(^^;;

面白かったんですが、世界観が大きすぎて
私の頭では想像しきれない部分もありました。
特に前半はなかなかページが進まなかったです。
それでも、後半にはアキラやシゲルが持っている秘密や
学園の謎などがはっきりしてきて、どんどん読み進めることができました。
機会があったら数年後に読みなおしてみたいかも。


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恩田陸さん著 『猫と針』を読んだよ!!

2009年02月02日
恩田さんの初戯曲です。
キャラメルボックスという演劇集団のために書き下ろされたものだということです。
台本だけでなく、長文エッセイ、「『猫と針』日記」も一緒に収録されているので
書いているときの苦労や裏話なども読めてよかったです。
話としては友人のお葬式の帰りにその仲間が集まり、
思い出話をしていると少しずつ隠された事実が出てきてという感じ。
登場人物は5人のみですが、それぞれの場面で席を外す人がいて、
残った人数で、席を外した人物についての話をし、さらに新たな謎が出てくる・・・。
5人それぞれの思惑はどこにあるのか?
一体どんな事情を抱えているのか?
次が気になって、どんどんページを進めました。
話の展開は非常に恩田さんらしいし、
ゾクっとするところもあるし、楽しく読めたのですけど、
最後には、あっさり終わっちゃったなぁという印象でした。。。
喪服の5人が入れ替わり会話のみでどんどん進んでいく。
キャラメルボックスの公演はどんなのだったのかな?
演劇は見たことがないのですが、ちょっと見てみたいかも♪


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恩田陸さん著 『まひるの月を追いかけて』を読んだよ!!

2009年01月26日
女性2人が奈良に旅行に出ます。
目的は失踪した男性を探すため。
その男性は2人にとってどんな存在なのか?
なぜこの2人が探しにいくことになったのか?
奈良へ向かう電車の中での描写で少しずつ明らかになっていきます。
主人公の女性、静は一緒に旅に出ることになった優佳利(ゆかり)のある持ち物を見て、
ある疑惑をもちます。
そしてその理由がわかったことにより、また新たな疑問が。
ネタバレを避けるとあまり書けないのが残念ですが、
嘘がいっぱいある中で、迷いながらも少しずつ真実に近づいていくところや、
その度に想像していた展開が覆されていくのもとても面白かったです。

舞台となっている飛鳥や奈良周辺には何度か行ったことがあったので
(小学校の遠足では、奈良が多かったし、
今でも奈良を訪れるのは好きなので♪)
読んでいて「ああ、あそこだー!!」と思えるところがたくさんありました。
特に近鉄電車はおなじみですし(笑)、
私にとっては楽しめるポイントが多かったです。
ここ数年は行っていないので近いうちに行きたいわー!!


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