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荻原浩さん著 『愛しの座敷わらし』を読んだよ!!

2009年03月08日
座敷わらしって、妖怪?幽霊?神様?
よく分かりませんが、子供の姿をしていて、座敷わらしのいる家には
福がくるとも言われているそうです。
この本の中でも出てきますが、座敷わらしが生まれた理由は
悲しいものです。。。

そんな座敷わらしがいる家に引っ越すことになった5人の家族。
もちろん座敷わらしがいるなんて知ってたわけではないですけど。
お父さんの転勤で東京から田舎に引っ越すことになった高橋家。
おばあちゃんの澄代、お父さんの晃一、お母さんの史子、娘の梓美、息子の智也。
バラバラだった家族が、ここに引っ越してきたことで変わっていく。
家族の温かみ、人と人とのつながりを感じる事の出来た作品でした。

この物語に出てくる座敷わらしが本当にとてもかわいらしくて、
家族みんなが最終的には、座敷わらしを怖がらずに受け入れたのも
分かるような気がします。
ほっとできる最後もよかったです♪(*´ω`*)

高橋家が住むことになった座敷わらしのいる家はなんと築130年!!
囲炉裏もあるそうで、素敵だなぁとは思うけど、
便利になれちゃった私は1日で音をあげちゃうだろうなぁ。(^^;;
装丁もこの話に合っていて素敵でした。
舞台となっている古民家の絵で、ちょこっと座敷わらしが顔を出しているのが
とても愛らしいです♪


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小川糸さん著 『食堂かたつむり』を読んだよ!!

2009年02月21日
面白いらしいという評判を聞いたので
図書館で予約をしていたのが到着しました。
ストーリーとしては、
恋人に逃げられて、そのショックのため
主人公の倫子は声が出なくなってしまいました。
そこで、彼女は故郷へ戻ることにしたが、
故郷の母とは折り合いが悪い。
お金だけを手に入れたら、都会へ戻るつもりだったが、
母に見つかってしまうことに。
母との筆談で、土地の一部を借り、食堂を開くことにする。
その食堂では一日一組のお客様のおもてなしのみとする。
固定のメニューはなく、事前にお客様のお話を聞いて、
料理を提供する。
その料理が食べた人に幸せをもたらすものの、
倫子の声はいつまでたっても出ない。
母との確執も平行線だったある日、衝撃の知らせが届いて。。。
というお話。

食堂を立ち上げるために熊さんという昔からの知り合いに
手伝ってもらいながら、奮闘する様子はとても素敵でした。
ああ、こうして自分好みのキッチンを作るっていいなぁと思いました。
料理の描写も細かくて、想像するだけで美味しそうだし、
料理のグッズや食器の描写があるのも嬉しい。
ですが、話としてはイマイチ乗り切れなかった。
失語症という設定のため、主人公の言葉が出てこないのもあるかもしれませんが、
感情移入しにくかったというのもあるし、
話の流れが切れ切れというか。。。
短編集を無理やり長編にした感じがする。(´・ω・`)
余計なことですけど、短編集にしていろんなお客様の人生に触れるという形にした方が
よかったのではと思います。


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辻村深月さん著 『スロウハイツの神様(下)』を読んだよ!!

2009年02月17日

上巻のときも書いたのですが、
ドラマにありそうな設定という感じは
最後までそのままでした。
「チヨダ・コーキの小説で人が死んだ」という本の紹介文から
なんとなく暗い物を想像していたこともあって
読み終わったときにはあれ?と思った。(笑)
「ああ、あのときのは、こういうことだったのかー!!」と
こまごまとした疑問の答えも出て、スッキリ終了です。
ドラマ化してほしい気もしますが、
赤羽環を演じる人はキリッとした顔で
演技のうまい人にしてほしいですねー。(わがまま)

辻村さんの作品は他の作品で出てきた人物がひょっこり出てくることがあって、
今回も「凍りのくじら」で出てきた人を発見しました。
辻村深月さん著 『凍りのくじら』を読んだよ!!
今回のスロウハイツのキャラも結構味のあるキャラだと思うので
これからの作品に出てくるかも?なんて期待しています♪
非常に面白い作品でした!!

ここから下はネタバレです♪
まゆびからのお願いです。コメントにてこのネタバレ部分について書きたい場合は
ぼかして書いてくださいね。ネタバレを好まない方への配慮をお願いします。
コメントは皆が読む可能性がありますからね♪

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コーキのファンが起こした「殺し合い」という集団自殺。
そのせいでチヨダ・コーキは世間から激しく攻撃されることになりました。
それを救ったのは「コーキの天使」。
たくさんの手紙をある新聞社に送り続けたのです。
この「コーキの天使」の正体が赤羽環であることは予想がついていたのですが、
まさか環とその妹の桃花をコーキが見守っていたとは思いもよりませんでした。
ケーキのエピソードがよかったです♪(*´ω`*)
↑ネタバレ終了!!


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辻村深月さん著 『スロウハイツの神様(上)』を読んだよ!!

2009年02月16日
まだ上巻を読み終わったのみなんですが、
ちょっと今の読後感を残しておきたいので記事にしておきます。

大人気の脚本家、赤羽環(あかばねたまき)は
元旅館の広い家を手に入れました。
3階は自分のためのスペース。
そして1、2階には6人の人間が住める小部屋がある。
そこに彼女の友人たちを集めて生活を始めます。
なんかドラマにありそうな設定で、
これは辻村さんの作品なのか?と思ったくらいです。
しかし、そこに住む人間の過去が明らかになるにつれて
きっちり辻村ワールドが出てきていますよ。

この本では、千代田公輝(ちよだこうき)の存在がキーポイント。
彼は小説家で、彼の小説や関連グッズは「チヨダブランド」と呼ばれています。
ファンが起こしたある事件で始まっています。
「チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ」。。。
チヨダ・コーキのファンだった二十一歳の大学生、園宮章吾が
インターネットのサイトで自殺者を募り、
どうせ死ぬならと「殺し合い」のゲームを起こす。
参加した15歳から38歳までの15人が死体で発見されます。
園宮がそんなゲームを開催したのはコーキの小説に影響されたからだと
世間は大騒ぎになり。。。この事件があったのが10年前。
上巻ではこの事件についてはほとんど語られないし、
チヨダ・コーキ自身についてももほとんどといっていいほど
描写されていません。
上巻はチヨダ・コーキ以外の人物にスポットが当てられ、
周りからなんとなく何かが見えてくるという感じ。
漫画家志望の狩野(かのう)、その友人で映画を撮りたいという正義(まさよし)、
正義の彼女で画家の森永すみれ、そしてコーキとコーキの編集者の黒木。
あと残り一部屋はもともと環の友人が住んでいたけど出て行ってしまった。
その残りの部屋に加々美莉々亜(かがみりりあ)という女の子が入ってきたことにより
何かが動きだしそうです。
上巻の最後は環があることをしてしまったところで終わっています。
その行動をとってしまった理由がものすごく気になるところです。
では下巻に突入します!!


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梶尾真治さん著 『OKAGE』を読んだよ!!

2009年02月14日
ある日、世界のあちこちで、突然子どもたちが失踪します。
失踪した子供たちは、皆、普通の人間には見えない「何か」に促され、
どこかへ向かっています。
幻獣ともいうべき「何か」は、着いている子供によって違っていて、
それはサルみたいなものだったり、豚みたいなものだったり。

この子供たちが消えた現象は「OKAGE現象」と呼ばれることになります。
その名の由来は、江戸時代に見られたという「お蔭参り」。
伊勢神宮へ大量の人たちがお参りした現象のことのようです。

話の舞台となる熊本で失踪した子供たちは阿蘇山へ向かっていて、
「その時」がくるまでにあるポイントまで行かなければならないのですが、
それを妨げようとする恐ろしい生き物が迫ってきます。
彼らは無事にたどり着けるのか?そして「その時」何が起こるのか?
時間的なリミットがあること、追手がいることで緊迫感があり、
ドキドキハラハラするんですが、
読み終わってみて、なんとなく入り込めなかったなぁと感じました。
ネタバレになるので詳しく書くのは避けますが、
なぜ「その時」が来たのか。「その時」の先の世界がどうなるのか。
そのことが私の中で上手く消化できなかったというかなんというか。
いろいろな要素が混ざっていて、ちょっと難しかった。(´・ω・`)
世界観は嫌いじゃないんですけどねー。


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