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恩田陸さん著 『黒と茶の幻想』を読んだよ!!

2006年12月11日

600ページ以上の分厚い本だったので
ちょっとしり込みしそうになりましたが、(笑)
どんどん読み進めることが出来ました。


4章からなっていて4人の登場人物の視点で物語がどんどん進められていきます。
大学時代の友人である利枝子、彰彦、蒔生(まきお)、節子。
共通の友人が会社をやめて、田舎に帰り実家を継ぐことになったため、
送別会が開かれました。
そこで久しぶりに会った4人で話が盛り上がり、4人でY島への旅をすることになりました。
この度のテーマは彰彦が言うには「非日常」なのだとか。
なんと旅に参加するための宿題まであります。(笑)
それが「美しい謎」。それぞれが持ち寄った謎に挑むというもの。
Y島での旅の中でちょっとした謎からこの4人の過去を暴くような謎まで
いろんな謎に取り組みます。
この意外性は、発想力が貧困なまゆびにはとても面白かったです。


この4人、それぞれが過去にいろいろと複雑な思いを残して
今まで過ごしてきました。
利枝子は高校から大学時代、蒔生と付き合っていました。
ところがある日別れを告げられるのです。
それも利枝子の友人の憂理のことが好きになったと言われて。
ちなみに憂理は「麦の海に沈む果実」に出てきます。
こちらの作品を読んでいるとますます楽しめますね。
ちょっと憂理のイメージが変わった感じもしないではないのですが、
大人になってますしね。


彰彦は姉の紫織の存在に悩まされていました。
弟の友達にまで手を出してしまう紫織。
彰彦は何故か紫陽花を怖いと感じています。
それは一体何故なのか???
その謎に向き合った彰彦は過去の辛い事件の記憶を取り戻します。


蒔生は自分自身の正体について、考えますし、
節子は家族のことを考えています。


利枝子、彰彦、蒔生、節子の順番で視点が変わり、
話が進んでいくのですが、自分の過去と向き合うことにより
さっぱりしていきます。
Y島では杉や疚しい心の持ち主には見えないとされている桜を見るために
4人で山歩きをするのですが、この様子は「KOROPPYの本棚」KOROPPYさん
「『黒と茶の幻想』 恩田陸」の記事で書かれていますように、
夜のピクニックのイメージでした。


またこちらの本は「三月は深き紅の淵を」という作品とリンクしています。
「三月は深き紅の淵を」の中の二章(だったかな?)に「黒と茶の幻想」という章があるのです。
4人の人物のキャラクターを掴んだ上で、もう一度再読してみたいなぁと思いました。
長い作品でしたがとっても面白い作品でしたよ♪


今回の本に関連するレビューはコチラからよければどうぞ♪*'ー')ノ
「恩田陸さん著 『麦の海に沈む果実』を読んだよ!!」
「恩田陸さん著 『三月は深き紅の淵を』を読んだよ!!」
「恩田陸さん著 『夜のピクニック』を読んだよ!!」


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『黒と茶の幻想』 恩田陸 from KOROPPYの本棚
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コメント

まゆびさん、うさびちゃん、おはようございます。

言われてみると確かに「大人番夜ピク」みたいな感じですね。
「自分はどんな感想だったっけ?」と思って自分のブログを探したら、
感想はアップされていませんでした(汗
道理で、ビミョーに記憶が薄い(笑

憂理のイメージは確かに「違う」と私も思いました。
何だかある意味「普通」な感じになってしまった と思った覚えがあります。
ああいう多感な頃を過ごしても、わりと普通に大人になるんだ なんて、
変なところで納得したような記憶です。
こんにちはー。

>600ページ以上の分厚い本だったので
>ちょっとしり込みしそうになりましたが、(笑)
あはは、一緒です。
何度も借りては読まずに返却...の繰り返しで、
やっと読んでみたらスイスイ読めちゃったという。

>ちなみに憂理は「麦の海に沈む果実」に出てきます。
こちらは未読なんですよねー。
ふむふむ、キャラがちょっと変わってますか。

「三月は深き紅の淵を」は再読したいと思いながら、
そのままになってました(^^;;
今も予約本が山積みなので、また先になっちゃうかも。

>夜のピクニックのイメージでした。
会話や回想から浮かび上がらせる手法が、
この方の得意とするものなのでしょうね。
『Q&A』などは会話だけですし。
なほまるさん、こんにちは♪(o^∇^o)ノ
>言われてみると確かに「大人番夜ピク」みたいな感じですね。
歩きながらお話しているイメージがそんな風に感じられました。
体力を使っている状態で頭はいろんなことを考えている様子が
面白いなぁと思います。
>ビミョーに記憶が薄い(笑
確かに記事を書いたほうが記憶に残りますよね。
私もブログを始めてから記事にした本は印象に残っていますもの。
こうして感想を残しておくのはいいことだなって思います。

>憂理のイメージは確かに「違う」と私も思いました。
やっぱりですか~。読んでいてなんだか違和感を感じてしまいました。
>何だかある意味「普通」な感じになってしまった と思った覚えがあります。
そうそう、「普通」という表現ぴったりかも。
これが成長というものかもしれませんけどね。
KOROPPYさん、こんにちは♪(^▽^)/
>何度も借りては読まずに返却...の繰り返しで、
>やっと読んでみたらスイスイ読めちゃったという。
こういう本ありますよね~。
私も借りてきたもののなかなか読み出せず、
でも読み出すと止まらなかったり。(*'ー'*)ふふっ♪

「麦の海に沈む果実」は未読でしたか。
なほまるさんが言われているように大人になって
「普通」になった感じなんですよね。
言葉ではきちんと説明できないのですが。

>今も予約本が山積みなので、また先になっちゃうかも。
あらま。でも仕方ないですよね~。
どうしても時間が足りないですもの。
私ももう一度読んでみたいんですが。

>会話や回想から浮かび上がらせる手法が、
>この方の得意とするものなのでしょうね。
そうですね~。歩いているときのそれぞれの人物の回想が
とっても上手く物語を構成しているなと思います。
こんばんは!「黒と茶の幻想」はととろの好きな恩田作品です。
でも、実は「夜のピクニック」よりも、いや、「麦の海に沈む果実」よりも前に読んだので憂理のことはここで言われて初めて気がつきました!もったいないことを!
だから「夜のピクニック」に似ているとはあまり感じなかったの。初期に読んだのでこういった手法が新鮮でそっちに溺れていたのかもしれません。
それにしても確かに恩田作品、リンクが多くお楽しみ要素がたっぷりですよね。ファンの心理をくすぐるって言うか(笑)
こちらを読んで再読したくなりました。(^-^;再読にはかなりハードルが高そうですが(爆)
ととろさん、こんにちは♪ヾ(=^▽^=)ノ
ととろさんも好きな作品なのですね~。私も好きです~♪(o^-^o) ウフッ
>憂理のことはここで言われて初めて気がつきました!
>もったいないことを!
読む順番によっては気づかないこともありえますよね~。
確かにもったいないかも。
>初期に読んだのでこういった手法が新鮮でそっちに溺れていたのかもしれません。
確かに恩田作品を初めて読んだときはかなりビックリしましたものね~。


>確かに恩田作品、リンクが多くお楽しみ要素がたっぷりですよね。
ですね~。思わずニヤリとしてしまいます♪(*'ー'*)ふふっ♪
他にもありそうなのでますます楽しみだわ♪
>こちらを読んで再読したくなりました。(^-^;
なかなか再読までは出来ないのが現状ですが、
私も「三月~」「麦の海~」を再読してみたいなぁと思いました。
あぁ、時間がほしいですね~。

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